こんにちは。しばらく結果を出せておらず危うく界隈から忘れ去られるところでしたが、この度何とか最終三桁に残ることができました。12月はDLC到来によるシーズン途中での環境変化が予想されますが、序盤の試合においてほんの僅かでも参考になることがあれば幸いです。
以下常体。
構築経緯
にいい加減飽きて、しばらくは別の物理受けを使おうと思って構築を組み始めた。
前々期(S10)、は疑問氏・倉本蘭氏が独自の並びで結果を出されていたのが目に留まり、それぞれのポケモンの考察を行った。中でも
を
では苦しい
絡みのサイクルに負担にかける駒として真っ先に採用した。また解禁されたポケモンの中で注目度が高い
を個人的な使用欲のもと地面枠として加えた。ここまでが前期の構想であり、以下がS11の使用構築。
結果は全く振るわなかったが、他の受け使いの記事を参考にしても厄介な
等を上から殴れることの必要性を痛感したのでこの並びでの相手の処理ルートに近いものを今期の基礎とした。
攻め駒として入りのサイクル構築の記事でよく見かけ、丁度配布も近かった
を採用。特殊ポケモンに挑発持ちが多かったのでを
に変更し、挑発・身代わりのみならず鋼テラス・毒テラスでカモにされ続けるを解雇。上手い
使いに何度も負けたため、空いた枠に
を採用。最後に、既存の役割対象への安定化や役割拡充を図って技構成・テラスタイプを調整。以上をもって本構築の完成とした。
個体紹介
クレベース
言わずと知れた物理要塞。電磁波環境の余波で数を増やした電気パオの相手が楽。
前期は残飯で使っていたがこの構築ではドヒドイデを抜いた関係で毒菱を意識してブーツに戻した。ただし肝心のステロ展開の前では結局ツキに叩かれてしまいがち。
テラスタイプは定番の格闘。扱いやすい弱点変化とボディプレスの威力の大幅上昇という攻守に優れたテラスであり、やはり強い。
その他物理全般ハピナス
ごく普通の投げつけるハピナス。最低限でも挑発カミに抗えるようにラッキーから変更した。非常に警戒されやすいがそれでも相手を一体毒にできるのが強すぎる。遥か昔にはハピラキがどくどくを覚える時代があったというからとんでもない。
テラスタイプは眼鏡イーユイ用の水。サイコショックを構築に仕込むような相手はどうせ別の受け崩しも選出していて勝てないので完全に切っている。
その他特殊全般
グライオン
辺り）
のマグストが75%未満（身代わりを貼れる）
+2強欲人間による五ケ所振りグライオン。前期挑発カミやガッサあたりを無理矢理処理していたときの名残であり、正直この構築だと攻撃に振る必要も素早さを落とす必要もない。それでも嵌められる相手にはしっかり役割を完遂できるので十分といえば十分。
実は1000位台あたりではほとんど選出できていない。出した試合では活躍していたし、選出圧が活きていたと捉えることも可能だが……。やはりコイツはもっと軸として専用構築を組んでこそ強みが現れる駒なのかなと思った。悪くはないが一応検討枠。
テラスタイプは鉢巻飛行テラバ等の等倍ゴリ押しを咎める鋼。
役割対象？：
etc… 足が遅ければ割と何でも
ピクシー
定数ダメージ対策枠。厄介な相手を完封でき、更にまねっこでされて嫌なこと（塩漬け、身代わり、カタストロフィ、瞑想など）をやり返すことができる。アンコールも効かない。考案者様が天才過ぎる。
先駆者のイチゴ氏は火炎玉トリックで運用されていたが、本構築では欠伸カバに困っていないこと、受け出しサーフゴーが不愉快過ぎたことを理由に命の珠と火炎放射を採用してみた。予想外の削りを入れられてこれはこれで強い。HBでもカイリューが受かったりはしないため、HCベースにしても良いかもしれない。
キノガッサやいどポンを強引に受けるために草テラス。これもパクリです。
役割対象：
etc…
ヤドラン
のテラス水流連打をほぼ2耐え（95.26％）の身代わりを熱湯で半減でも割れる前々期に倉本蘭氏・は疑問氏が使用されていた水ウーラオス対策、サイクル破壊要員。再生力によって回復しつつ、拘り火力による削りで一方的に相手のサイクルを疲弊させられるのが本当に強い。熱湯の火傷も本構築の数少ない上振れ要素で強力。
この構築ではまともな特殊技を持つ唯一のポケモンなのでキラフロル入りには必ず出して熱湯を浴びせていた。微妙に特殊耐久もあるため不一致エナジーボール程度は余裕で耐える。
ずっと怠けるを搭載していたが殆ど押す機会がなかった。一応HPが満タンに近い場合に限り鉢巻水流連打のPPを枯らすという芸当ができるが、既にとんぼ返りで削られているケースがほとんどであり、上手くいかない。特に欲しいサブウェポンもないので、最終日だけ渦カイリュー機能停止用の守るに変えた。トリック後にアンコールされることを防げる。
テラスタイプはフェアリー。悪ウーラオス用のスイッチとして頻繁に使用した。高火力ドラゴン技の一貫もこれで切る。
役割対象：
etc…
その他の持ち物考察
テラス後ウーラオスを等倍眼鏡サイキネで倒すには残念ながら事前に１/４ほど削る必要がある。ゴツゴツメットを持たせると鉢巻水ウーラオスにも確実に勝てるようになるが、火力とトリックによる崩しを失うことになる。サイクル回数が増えてまた別の問題が出てくるので、難しい。
ドラパルト
最近の受けループにはよく採用されがちな高速火力枠。炎オーガポンは変に受けるよりもサッサと処理するほうが安定するし、汎用性も維持できて賢い。
鉢巻ドラパルトの利点として、特性すり抜けが受け対策の身代わりに強いこと、型の匿名性が高いこと、炎ポンの一致技二種に耐性で何度かは受け出せること、対面操作技にも火力があること、ドラゴンアローが頑丈や襷の行動保障を突破できて命中安定なこと、などが挙げられる。欠点はせっかく抜いているのにパオジアンの先制技に縛られやすいことと、ゴースト技が無いのでハバカミサフゴや不意のテラスに弱いこと。せめて鋼の翼返して(´；ω；`)
テラスタイプはドラゴン。ゴーストテラバーストの必要性より、ギリギリアローの火力底上げできる利点のほうが勝った。一貫が生まれたときの無双っぷりは本当に凄い。
役割対象：etc…
補足
火力目安だが、無振りの赫月ガチグマにテラスドラゴンアローが最大9割弱なのでこれまた１/４ほど削る必要がある。仮に逆鱗採用でも低乱数と心許ない。ヤドランがメガネを手放さないので早々に選択肢から外してしまったが、前述の霊技問題と併せて特殊型でも良かったかもしれない……。
結果
TN void 最終623位/レート1940
TN Into Gray 最終宇宙
ツールの不具合で最初のほうのデータがとれていないので勝率は気にしないでほしい。ご覧の通りグライオンの選出率が極めて低い。眼鏡イーユイとか変なことしてくる赫月ガチグマとか厳しいし、それこそバンギラスなんかを入れても面白いかもしれない。
感想とか
構築経緯を書いてるときとか特に、自分の思考の浅さ粗さを非常に実感する。強者は日常的に行っていることなのだろうが、自分もせめてシーズン終盤のうちに考えをまとめられるようになりたい。
書くのが遅い割に最近記事のクオリティが微妙、わかりやすさも面白さも剣盾の頃のほうがマシだったように思えてとてもむなしい……。
↑
わかりますか？自嘲に見えて過去記事宣伝してます。自分はフォロワーの昔のツイートとかを見てニヤニヤするタイプなのですが割と性根がまっすぐな人が多い印象なので。過去記事漁りもその人の成長とかが伺えて楽しいですよ。
タイトルの「水平二連」はドラパルトのドラゴンアローと水平二連式散弾銃の形状の連想から。あとヤドランが「水」タイプで、グライオンのポーズが「平」の字っぽく見えなくも……しょうもないね、忘れてください
多忙につきしばらくランクマッチはやれなくなりそうですが、その前に久しぶりに三桁とれて良かったです。それではまた、どこかで。
Special Thanks
今期マッチングした全ての方々
フィンセント・ファン・ゴッホ 静物画展めちゃよかった
𝕏やってます。質問等あればお気軽にDMまで。
https://twitter.com/__204_NoContent
閲覧ありがとうございました。
